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全世界が注目する「FINAL FANTASY XIV」のαテストがついに開始!現時点で公開されている情報をざっくりとまとめてお届け
投稿日時:[2010-04-10]
昨日(4月8日)19:00より,MMORPG「FINAL FANTASY XIV」(PC版 / PlayStation 3版 以下,FFXIV)のPC版αテストがいよいよスタートした。FFシリーズの最新ナンバリング作であり,オンライン専用ゲームでもある本作の登場は,2010年のゲーム業界における最大のトピックの一つといっても過言ではない。そのFFXIVの実力の片鱗を,一般プレイヤーが直接確かめられる日がついに訪れた。
αテスターの選出作業はすでに終了しており,今から応募することはできないが,βテスターは現在も募集中だ。今回のテスト開始を受け,新たに多くの人がFFXIVに興味を持つことだろう。そこで今回は,これまでさまざまな形で公開されてきたFFXIVの情報を,あらためて整理したうえで紹介する。FFシリーズならびにオンラインゲームに興味のある人は,これを機にFFXIVの最新動向をチェックしていこう。
FFシリーズのナンバリング最新作が
“MMORPG”として登場!
FFXIVは,2009年6月のE3にて電撃的に発表された,スクウェア・エニックスの最新MMORPGである。対応プラットフォームはWindows PCとPlayStation 3で,FFシリーズのオンラインゲームとしては,「ファイナルファンタジーXI」(2002年リリース。以下,FFXI)に続く2作目となる。現在のところ2010年内の正式サービス開始を予定しており,ビジネスモデルは30日単位のアニバーサリー課金となっている。
FFXIVは,日本語,英語,ドイツ語,フランス語の4言語圏での同時サービスが予定されている。そのため今回のαテストも,日本,北米,欧州の各コアタイムで,それぞれ4時間ずつというサイクルにて行なわれた。週に3日間のスケジュールで,これから数週間にわたって行なわれる予定だ。
名目が“αテスト”となっていることからも分かるように,今回の主目的はあくまでも,開発中の各種ゲームシステムの確認/修正である。そのため重点的にチェックを行なうべく,作成キャラクターや冒険エリアなどといった,多くのインゲームコンテンツが制限されている状態だ。UIやキャラメイキングなども,随時変更されていくことが(テスターサイトにて)発表されている。今後,4Gamerを含む各メディアで,FFXIVに関する情報/画像を目にすることがあるはずだが,その点にはくれぐれも注意してほしい。
ちなみに4Gamerでも,近日中に“第1回αテスト”を実際にプレイしたうえでの,ファーストインプレッションを掲載する予定だ。そちらもお楽しみに。
一般的なオンラインゲームにおける“βテスト”が,どちらかというとプロモーション的な意味合いで行われるようになって久しいが,FFXIVのαテストは,文字どおりのテストとなっている。断片的な情報が先走りしてしまうのは注目作の常ではあるものの,例えば,FFXIV用に新たにPCを組んだりするのは,もう少し落ち着いてからにしてからでも大丈夫だろう。
もちろん,本稿に関してもαテスト開始時点での情報をもとに執筆しており,今後の開発期間を経てゲーム内容が変わる可能性があることを,覚えておいてほしい
FFXIVにおける世界は“ハイデリン”という名前で,プレイヤーはその中にある一地方の“エオルゼア”にて冒険を繰り広げていく。世界観はオーソドックスな中世ファンタジーに加え,機械文明などのモダンな要素も一部取り入れられている。掲載した各スクリーンショットを見ても,グラフィックスのクオリティが上がり,キャラクターの頭身が若干大きくなっていることから,FFXIと比較して若干リアル寄りになっている,と感じる人は多いだろう。
“ケアル”や“チョコボ”などといった,FFシリーズの固有名詞は数多く踏襲しているものの,過去シリーズ作との直接的なリンクはない。ただしFFXIの経験者が参加しやすいように,プレイアブルキャラクターとして現在明らかになっている五つの民族は,アバターとしての見た目が,FFXIのそれとかなり近いものとなっている。
現在明らかになっているプレイアブル民族は5種類。同じ民族内で,外見など若干異なる“部族”が各2種類ずつ存在しており,プレイヤーはそのどちらも選ぶことができる。
ゲームの柱となる“アーマリーシステム”と“ギルドリーヴ”
FFXIVにおけるキャラクター育成システムの柱となるのが,“アーマリーシステム”だ。これは,手に持つ品を変えることで,キャラクターの特性を手軽に変えられるという,FFシリーズでいうところのジョブチェンジに近いシステムである。アーマリーシステムは,「ファイター,ソーサラー,ギャザラー,クラフター」という四つの“職能群”に大別されており,それぞれの下に数多くの“クラス”が含まれた構成となっている。
従来のジョブチェンジと比べてアーマリーシステムの特徴といえるのは,戦闘系のみならず,採取/生産系のクラスが同列で含まれていること。その気になれば,“採掘師”がツルハシを手にモンスターと戦うことも不可能ではないのだ。
もう一つの大きな特長は,たとえ拠点エリアへ戻らずとも,非戦闘時であればいつでもクラス変更が行なえること。つまり,その時々の気分やパーティ編成などに応じて,臨機応変にプレイスタイルを変えることが可能だ。
現在明らかになっているクラス数は15で,今後まだまだ増えていくと思われる。これらを見る限り,どうやら戦闘系は「~士」,非戦闘系は「~師」の名称で統一されているようだ。各クラスの具体的な活動内容は,FFXIをはじめとするMMOの経験者であれば,なんとなくイメージできるものが多いだろう。
アーマリーシステムがキャラ育成の柱なら,続いて紹介する“ギルドリーヴ”は冒険の柱といえるシステムである。流れとしては,冒険者ギルドにてタロットカードを豪奢にしたようなプレートを受け取り,それによってミニクエストが生成される。
生成できるクエストには,モンスターの退治やNPCの救出など,さまざまなタイプがある。また対象人数に関しても,ソロプレイからパーティプレイ,場合によってはRaid規模のものまで生成可能だという。メンバー同士がギルドリーヴを持ち寄って,新たなクエストを発生させることも可能だが,一定期間内に遂行できる数には限りがあるようだ。
エオルゼアの各地には“エーテライト”と呼ばれる奇石が存在しており,冒険時はこれを利用してショートカット移動が行なえる。ギルドリーヴのクエストを行なう際も重宝することだろう。
最後に,YouTubeで公開されている,FFXIXの公式チャンネルを紹介しておこう。スクウェア・エニックスのスタッフがFFXIVの各種ゲームシステムを面白おかしく紹介しており,ほかでは見られない情報がそこらじゅうに散りばめられた内容である。しかも,FFXIVのプレイムービーが見られるのは,公式サイトを除けば現時点ではこのチャンネルだけで,ファン必見の内容だ。今後も新たなムービーが配信予定とのことなので,欠かさずチェックしよう。
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