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通常は閉じているが、事

投稿日時：[2011-06-30]

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• 原子力発電所

  しかし、問題の検査では規定値よりも低い値でしか加圧していなかった

  　検査は機構の検査員２人が東電社員に指示して実施

  この教訓から検査強化のために０３年に機構が設立された

  　０２年に発覚した東電のトラブル隠しで、保安院が検査の改ざんを見抜けなかった

  　原発での国の法定検査を担う独立行政法人原子力安全基盤機構が、２年半前に東京電力福島第一原子力発電所３号機の原子炉の安全弁の検査を誤った手法で実施し、合格させていたことがわかった

  　正常運転時には原子炉内には一定の圧力がある

  専門機関としては、こういうことはないようにしなくてはいけない

  運転前に東電が誤りに気づいて指摘し、機構が再検査した

  　保安院の西山英彦審議官は１５日の会見で「東電に指摘されるまで気付かなかったことは非常に遺憾

  東電社員の単純ミスで加圧不足になったが、検査員は気づかず、検査に合格させた

  機構は再検査し、０９年４月に経済産業省原子力安全・保安院の審査を経て、３号機に弁が設置された

  このため、検査でこうした圧力をかけても弁がきちんと閉まった状態を保てるかどうかを確かめる必要がある

  正しい方法で再度検査をしており安全性に問題はない」と話した

  通常は閉じているが、事故時には、炉の破損を防ぐため弁を開けて中の圧力を逃す

  経産省所管の独立行政法人で、国の法定検査をする唯一の機関

  　東電は、翌０９年初めに再検査した際にミスに気づいて機構に報告

  検査は２００８年１２月、弁の交換に伴って行われた

  　問題の弁は、「主蒸気逃し安全弁」