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新たな調整法によって変

投稿日時：[2011-06-30]

西武を相手に３安打、１２７球の完投を演じた巨人の内海

「球種を絞るのに、何を軸にすればいいか分からなかった」と話す西武の栗山の言葉が、的を絞らせなかった内海の投球を物語る

　今年から新たに導入した「ＰＮＦ」（固有受容性神経筋促通法）と呼ばれる調整法はリハビリにも応用されており、「疲れが残らない」と左腕も手応えを感じている

　　（浅野英介）

今年もパ・リーグ優位の試合が目立った交流戦だけに、その数字が持つ「重さ」には、大きな意味がある

　「内海のこれまでのカーブは、いわゆる『ドロン』と落ちてくるイメージ

調子の波が激しかった昨年の教訓は、しっかりと生かされている

そこに今年からは「抜けることが少なくなってきた」（内海）というフォークボールも加わった

だけど、今年は曲がってからが速く、『ストン』と落ちてくるイメージになっている」　もう一つの決め球でもあるチェンジアップの落差も大きかった

新たな調整法によって変化球の切れも増した背番号２６

その片岡が驚かされたのが、内海の決め球でもあるカーブだという

　この日は４打数無安打と完全に封じ込まれた片岡にとって、内海は社会人時代（東京ガス）を共に過ごした、熟知する投手の一人だ

今季交流戦で５勝負けなしとパ・リーグ相手に無類の強さを発揮した背番号２６の姿に、西武の各打者は「変化」を感じ取っていた