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渡辺氏は２５日、記者団

投稿日時：[2011-06-29]

（2011年2月25日23時08分  最新新聞）。

　民主党執行部は予算案と予算関連法案を切り離し、野党の反発を押し切る形で衆院通過を急ぐが、小沢一郎元代表支持グループの造反の動きに神経をとがらせている。　２００１年から昨年まで過去１０年間の通常国会では、２００７年を除き、赤字国債発行のための特例公債法案など予算関連法案の中核となる法案は予算案本体と同時に衆院で採決されてきた。衆院通過まで時間をかければ、小沢グループの造反リスクが増すことへの警戒感も働いていると見る向きもある。　民主党の安住淳国会対策委員長は記者会見で、予算案の２８日の衆院通過を目指す考えを強調した。現状では温度差があるのが実情で、統一行動をとるため、ぎりぎりまで対応を協議する構えだ。　与党は２５日、衆院の予算委員会理事会と議院運営委理事会で、２８日中の予算案の委員会採決と本会議開会を委員長職権で決めた。　民主党は当初、予算関連法案のうち、野党に賛成論がある一部法案は予算案と一括で衆院を通過させる方針だった。渡辺氏は２５日、記者団に「（会として）予算案への対応はまだ決めていない」と述べるにとどめた。しかし、野党側が関連法案の分離処理を拒否する姿勢を強めると、予算案本体のみを参院に送付し、すべての予算関連法案の採決を先送りする方針に転換した

　「手続きを踏んで決まったから、後はそれぞれの党の判断だ」。それでも、民主党が今回、予算案の採決を急ぐのは、年度内に自然成立させるための衆院通過期限となる３月２日をにらみ、少しでも日程に余裕を持たせたいとの判断がある。　２０１１年度予算案の衆院採決をめぐる与野党攻防が２５日、激化した。　小沢グループ内では、民主党に会派離脱願を提出した比例選出衆院議員１６人でつくる「民主党政権交代に責任を持つ会」（渡辺浩一郎会長）が、欠席・棄権も視野に検討を続けている。　ただ、一部メンバーには「与党議員として予算案は通すべきだ」との声がある