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カダフィ大佐が失脚して

投稿日時：[2011-06-25]

一方で、リビア側の国境管理はまだ守られており、難民たちによると、パスポートを取り上げられたり、携帯電話を没収されたりしているという。ＵＮＨＣＲは最大１万人収容可能になるまでキャンプを拡大予定だ。チュニジア政府によると、２５日時点で２万２千人を超え、国連難民高等弁務官事務所（ＵＮＨＣＲ）などと共同で難民キャンプを設置した。　【ラースジャディール（チュニジア南部リビア国境）＝前川浩之】リビアからチュニジア国境を越えて逃れる難民たちの数が日増しに増えている。カダフィ大佐が失脚しても、今度は部族間の争いが始まると思う。対応に混乱もあり、難民の帰還には時間がかかるという

ＵＮＨＣＲのフーダ・シャルフール現地調整官によると、難民の大半は外国人労働者。もう二度と戻らない」と疲れた表情で語った。　国境そばで漁師を１１年間続けていたエジプト人のイブラヒム・アリさん（５３）は、ビニール製の袋に身の回りの衣類などだけを詰めて逃げてきた。ただ、チュニジアもベンアリ政権が崩壊したばかり。