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タシール知事が暗殺され

投稿日時：[2011-06-25]

この法規定の改正を主張していたパンジャブ州のタシール知事（当時）が１月、警護役の警官に暗殺されている。紙には「アルカイダ・パンジャブ・タリバーン運動」との組織名が記されていたという。バッティ氏は同国少数派のキリスト教徒。タシール知事が暗殺された直後には英ＢＢＣに対し、「私も冒涜罪への批判を続ければ殺すと脅されているが、暴力には屈しない」と語っていた。男らは車で逃走したが、地元メディアによると、現場に「預言者を冒涜する者は死に値する」と書かれた紙を残した

　バッティ氏は昨年１１月に同罪でキリスト教徒女性が死刑判決を受けた後、「彼女は誤って起訴された」と発言していた。　警察当局によると、バッティ氏はイスラマバード市内の母親宅から車で出勤しようとした際、３、４人の男から銃撃を受けた。　【イスラマバード＝五十嵐誠】パキスタンの首都イスラマバードで２日、シャフバズ・バッティ少数者問題担当相（４２）が銃で武装した男らに撃たれて死亡した。国内ではこの警官を英雄視する動きが広がっている。イスラム教に基づく同国の冒涜（ぼうとく）罪に批判的な発言をしたため、イスラム勢力から脅迫を受けていた

　パキスタンでは、イスラム教の聖典コーランや預言者ムハンマドを侮辱した者に最高で死刑が科される。