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　ムサビ氏とキャルビ師は２月中旬、中東政変に連帯するとしてデモを呼びかけ、当局に軟禁された

投稿日時：[2011-06-23]

　イランでは２月１４日と２０日にデモがあり、少なくとも３人が死亡したとされる。　【テヘラン＝北川学】イランの首都テヘランで１日夕（日本時間同日夜）、野党勢力「改革派」が呼びかけたデモがあった。改革派のウェブサイトによると数千人が参加し、催涙弾で解散させようとする治安部隊と衝突した。　デモを警戒していた体制側の民兵組織「バシジ」のメンバーがデモ隊に殴りかかったとの情報もある。改革派はこの日、２人の解放を求める名目でデモを呼びかけていた。　ムサビ氏とキャルビ師は２月中旬、中東政変に連帯するとしてデモを呼びかけ、当局に軟禁された

死傷者が出たかどうかは不明。　改革派のサイトや目撃者によると、テヘラン中心部に集まったデモ隊は、自宅軟禁された改革派指導者のムサビ元首相とキャルビ元国会議長を支持し、「独裁者に死を」と体制を批判するシュプレヒコールを叫んだ。保守派が多数を占める国会では、「騒乱を扇動した」として２人を逮捕、処刑するよう求める声が上がっている。