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国税局との見解の相違があったが、指摘に従った」と話している

投稿日時：[2011-06-23]

　ＪＦＥ商事は東証・大証１部上場の持ち株会社「ＪＦＥ商事ホールディングス」の傘下にあり、主に鉄鋼製品や鉄鋼原料などの国内・輸出入取引をしている。このうちの約１億円に対し、同国税局は売り上げを実際より少なく見せかけるなどした所得隠しと判断。資本金約１４５億円、従業員約１３００人。　ＪＦＥ商事は０４年に川鉄商事とエヌケーケートレーディングが合併してできた

重加算税と過少申告加算税を含めた追徴税額は約２億円で、同社はすでに納付したという。この値上げによる売り上げの一部について、大阪国税局は「値上げ前の販売価格で計上していた」と指摘。実際より売り上げを少なく見せかけ、所得を圧縮していたと認定したという。ＪＦＥ商事は朝日新聞の取材に「訂正処理を進めていたが、一部に遅れが出た

　関係者によると、ＪＦＥ商事は鉄鉱石などの原料価格が高騰して仕入れ価格が上昇したことに伴い、鋼材の販売価格を値上げした。　大手鉄鋼商社のＪＦＥ商事（大阪市）が大阪国税局の税務調査を受け、２００９年３月期までの数年間に計約５億７千万円の申告漏れを指摘されたことがわかった。１０年３月期の売上高は約１兆４千億円。　このほか、値上げ後の販売価格を反映しようとした訂正処理が取引の翌年度にずれた点について、同国税局は「取引年度に訂正すべきだった」と指摘したという

（瀬戸口和秀）。国税局との見解の相違があったが、指摘に従った」と話している