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対話の際には、ウラン濃縮問題が「懸念事項の筆頭になる」とした

投稿日時：[2011-06-23]

　【ワシントン＝村山祐介】ボズワース米北朝鮮政策特別代表は１日、北朝鮮が求める米朝対話について「北朝鮮が真剣に対話に臨むという確証を求めている」と述べ、具体的な成果を見込める環境が整わなければ応じる考えがないことを強調した。ただ、「多国間対話の方法を考えるには、（米朝）２国間で対話をしなければならないかもしれない」とし、６者協議再開に向けて米朝間で一定の「地ならし」が必要になるとの見通しも示した。　上院外交委員会の公聴会で証言したボズワース氏は「具体的な成果を生む対話」を目指すとし、「北朝鮮が過去の合意すら実行できないなら、新たな合意を結ぶのは極めて困難だ」と述べた。　北朝鮮が求める食糧援助の再開については、米政府として「ニーズを検討している」とし、食糧の配布を監視する体制の確保など一定の条件が整えば応じる可能性を示唆した

また、韓国内で議論を呼んでいる在韓米軍への戦術核の再配備については、「抑止力としては十分すぎるほどの手段を有していると確信しており、積極的に検討している問題ではない」と述べた。