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ＥＵ（欧州連合）などからの金融支援を招いた与党・共和党の人気は急落しており、１９９７年以来の政権交代が確実な情勢だ

投稿日時：[2011-06-22]

　地元紙の世論調査によると、共和党の支持率は１４％と低迷。　【ロンドン＝伊東和貴】財政危機に端を発した政治的混乱で連立政権が崩壊したアイルランドで２５日、下院（定数１６６）の総選挙の投票があった。ＥＵ（欧州連合）などからの金融支援を招いた与党・共和党の人気は急落しており、１９９７年以来の政権交代が確実な情勢だ。開票は２６日に行われ、同日夜（日本時間２７日未明）にも大勢が判明する見通し

条件として、最低賃金の引き下げなどの緊縮策が求められた。中道右派の最大野党・統一アイルランド党が３８％の支持を得ており、２０％で続く中道左派の労働党との連立か、無所属との連携による事実上の単独政権の可能性が報じられている。このため選挙では、財政再建が最大の争点となっていた。　アイルランドは金融危機後のバブル崩壊に伴う国内銀行の救済で財政難に陥り、昨年１１月にＥＵなどが最大８５０億ユーロ（約９兆５千億円）の支援を決定