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【PR】無限の冒険がいよいよ幕を開ける――「ファンタシースターオンライン2」の内容をオープンβテスト前に総まとめ
投稿日時:[2012-06-22]
6月15/16日に実施されたプレオープンβテストで,懸念されていたネットワーク周りの問題も解決を見たことで,ついに本日(6月21日)16:00からオープンβテストがスタートする。
基本プレイ無料でサービスされる本作は,初代「PSO」同様,さまざまなチャレンジに意欲的に取り組んでいる。2012年冬にはスマートフォン版,2013年春にはPS Vita版への展開が予定されており,さらにこれらの機種の境界を超えたデータの共有化など,多くのファンの期待を超えるべく,多彩な要素を取り揃えているのだ。
正式サービスは「今夏」のままで正式な日程は発表されていないが,確実に正式サービスの足音が聞こえ始めた今,これまでのテストを経て明らかになった「PSO2 RMT」の特徴を,ここでまとめてみよう。
本作のオープンβテストは誰でも無料で参加できるので,興味を持ったなら,これからの10年を見据えてスタートを切ろうとしている新しいオンラインゲームである「PSO2」の面白さを,ぜひ体験してみてほしい。
なお,「PSO2」プレイヤーズサイトでは,すでにクライアントのダウンロードが可能になっている。クローズドβテスト/プレオープンβテストのクライアントをインストール済みの場合は,ゲームデータのアップデートで対応可能なので,再インストールの必要はない。
また,オープンβテスト向けの最新データへのアップデートもすでに行える。「PSO2」を起動してランチャー画面が表示されたあと,メニュー右上にある「ファイルチェック」をクリックすると,アップデートが実行される。プレオープンβテストからの差分は約7MBだが,クローズドβテストからの差分(新規含む)は約3GBある。テスト開始後しばらくはアクセスが集中することが予想されるので,その前にアップデートを済ませておこう。
「ファンタシースターオンライン2」公式サイト
「PSO2」は「無限の冒険」「オンラインRPG最高峰のアクション」「究極のキャラクタークリエイト」を目指すオンラインアクションRPG
ゲームにログインしたプレイヤー同士で最大4人(エリアによっては最大12人)のパーティを組み,協力してミッションに挑戦していくことになる。また,ほかのプレイヤーのパーティに気軽に“乱入”できるというのも,本作の特徴の一つである。
本作は,「ネットワークゲームに革命を起こす!」というスローガンのもと,「無限の冒険」「オンラインRPG最高峰のアクション」「究極のキャラクターメイキング」「境界を超えるRPG」という“4つの革命”を目指している。“革命”とはどのようなものか,順を追って説明していこう。
●無限の冒険
また,突発的にイベントが発生したり,天候が随時変化したりと,同じことの繰り返しにならないよう,アクセントが加えられている。同じクエストを繰り返しプレイしたとしても,そのたびに違った展開になる――すなわち“無限の冒険”が待ち受けているのだ。
これらの要素により,オンラインRPGにありがちな「同じクエストを何度も繰り返してプレイする苦痛」は感じられない。
●オンラインRPG最高峰のアクション
「PSO2」では,“ハイブリッドカスタムアクション”と呼ばれるさまざまなアクション要素を導入することで,最新のコンシューマゲーム並みのアクション性を実現している。また,プレイヤーキャラクターのクラスや装備している武器カテゴリに応じて,戦い方がガラリと変わる点もポイントだ。
まず,ジャンプアクションにより,戦闘中に敵を打ち上げて空中コンボを叩きこんだり,エネミーの上に乗って弱点を狙ったりできるようになった。また,フィールド内で移動可能な範囲が広がったことで,高台など安全な場所からの狙撃もできるなど,“戦術の幅”がかなり広くなっているのだ。
なお射撃系武器を装備しているときは,“TPSスタイル”でプレイするのがオススメだ。本作では,敵を自動的にロックオンする親切設計となっているが,TPSモードでは画面内に表示される照準を自分で操作し,狙いを付けられる。大型エネミーの弱点部位を集中攻撃したり,動きの速いエネミーの移動先を予測して弾を撃ち込んだりと,その名の通り,TPSの感覚でプレイできるのである。
そのほか,フォトンアーツをセットしてオリジナルコンボを作成できる「アクションパレット」をはじめ,エネミーの攻撃をかわせる「ステップ」,タイミングよくボタンを押すことで発動する「ジャストアタック」(与ダメージ量増加)や「ジャストガード」(被ダメージ量軽減)といった,シリーズでおなじみの要素も実装されている。
また,クエスト内でエネミーを倒していくと,「PSE」(Photon Sensitive Effect)というシステムにより,プレイヤーキャラクターにステータスアップの補正がかかる。PSEはエネミーの撃破数に応じて効果が増していき,最終的には「PSEバースト」という,大幅に能力がアップした状態となる。PSEやPSEバーストを駆使すれば,クエストの攻略にも大いに役立つはずだ。
●究極のキャラクタークリエイト
「PSO2」のキャラクタークリエイト機能は,ブレンドモーフィングで顔/身体のパーツを自由自在に調整できるうえ,直感的に作成できるようにインタフェースが工夫されているなど,その自由度の高さは特筆モノである。
4Gamerでは,キャラクタークリエイトのレポート記事を掲載しているので,詳細は以下の記事で確認してほしいのだが,顔/身体の各パーツのサイズや位置調整はもちろん,上腕と前腕/大腿と下腿の長さのバランスまで調整できる。身長は1cm刻み,体重は1kg刻みで設定でき,女性キャラクターの場合は,バストのサイズだけでなく形や向きまでこだわることが可能だ。
また,顔/身体ともに,言葉のイメージで調整できる“かんたん編集”と,細部まで個別に指定できる“こだわり編集”が用意されているのもポイント。
細部までこだわって作成することもできるが,プリセットで用意されたパターンに,「クール」「熱血」「がっしり系」「癒し系」といったイメージに沿った調整を加えるだけでも,手軽に自分好みのキャラクターが作れるのだ。
関連記事:
・「PSO2」α2テストでのキャラエディットを見る。大きく変わったキャストのほかにも基本パーツ追加などで完成度UP・「ファンタシースターオンライン2」αテスト段階でのキャラクターエディット機能を見る。顔はもちろん,体型や手脚のバランスまで無段階に調整可能
・作ったキャラをCBTで使える「ファンタシースターオンライン2 キャラクタークリエイト体験版」を4Gamerにアップ。「PSO2」に適した環境か測定できるベンチマーク機能付き(※2ページ目)
●境界を超えるRPG
先にも書いたように,「PSO2」はPC版のほか,スマートフォン版,PlayStation Vita版がリリースされることが,2012年3月に実施された発表会で明らかにされている。
スマートフォン版は2012年冬,PS Vita版は2013年春のリリース予定とまだ先の話のため,詳細は明らかにされていないが,PS Vita版もスマートフォン版もPC版と同じキャラクターデータを使ってプレイできるようになるとのこと。スマートフォン版はゲーム性の異なる簡易版となるが,成長させたキャラクターのデータや入手したアイテムなどを,別プラットフォームでも使えるよう,データが共有されるそうだ。
スマートフォン版やPS Vita版については,プロデューサーの酒井智史氏が以前掲載したインタビュー記事でコメントしているので,気になる人はこちらにも目を通してほしい。
スマートフォン版
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PlayStation Vita版
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3つの種族と3つのクラス,武器やフォトンアーツの組み合わせで戦い方もがらりと変わる
続いて,プレイヤーの分身となるキャラクターの「種族」と「クラス」について紹介していこう。
プレイヤーキャラクターとして選べる種族には,ヒューマン/ニューマン/キャストの3つが存在し,それぞれで男女を選択可能だ。
ヒューマンはいわゆる人間で,突出した特徴はないものの適応力が高い,バランス型の種族だ。ニューマンはエルフのように尖った耳が特徴的な種族で,テクニック(いわゆる魔法)の扱いに長けるが接近戦は苦手。キャストは機械の身体を持つアンドロイドで,屈強な身体能力と精密な射撃能力を持つが,テクニックは不得手な種族となる。
クラスは,近接戦闘に向いたハンター,射撃による中距離攻撃を得意とするレンジャー,テクニックを駆使する遠距離戦闘に向いたフォースの3種類が用意されている。クラスはゲームを進めてから変更することもできるので,まずは好みで選んで,ゲームをプレイしながら自分に向いたクラスを探していくといいだろう。
なお「PSO2」にはキャラクターレベルという概念はなく,クラスごとにレベルが設定されている。プレイヤーは,キャラクターのクラスレベルを上げてスキルを習得し,自分のプレイスタイルに合わせて成長させていくことになるわけだ。
武器は,全クラスで使える「ガンスラッシュ」のほか,クラスごとに専用の武器カテゴリが用意されている。ハンターは「ソード」「ワイヤードランス」「パルチザン」,レンジャーは「ランチャー」「アサルトライフル」,フォースは「タリス」「ロッド」を使用可能だ。
武器や防具は強化が可能で,能力を底上げしたり特殊能力を付与したり,武器であれば属性値を上げることができる。
なお正式サービス開始後には,「ダブルセイバー」「ナックル」など,新しい武器カテゴリが追加されていく予定だ。
ガンスラッシュ
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ソード
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ワイヤードランス
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パルチザン
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アサルトライフル
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ランチャー
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ロッド
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タリス
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ここで,武器と密接な関係がある「フォトンアーツ」と「テクニック」の紹介もしておこう。
本作では,いわゆるアクティブスキルを「フォトンアーツ」,同じく魔法に相当するものを「テクニック」と呼んでいる。おおまかに分けると,ハンターの近接武器やレンジャーの射撃武器に紐付いたものがフォトンアーツで,フォースのロッドやタリスで使えるものがテクニックだ。
フォトンアーツやテクニックは武器カテゴリ別に分類されており,“ディスク”というアイテムを消費して覚えることになる。覚えたものを武器とセットでアクションパレットに登録することで,コンボ攻撃を行えるようになる。
スキルポイントはクラスレベルがアップしたときのみ獲得できるものなので,すべてのスキルを最大まで強化することはできない。ポイントの割り振り方次第で,キャラクターの特徴は大きく変わってくるので,自分のキャラクターをどのように育てるか,しっかりと方向性を考えながら強化していこう。
ちなみに,正式サービス以降の話にはなるが,マグをレベル100まで育てると,第3形態への進化が可能になるそうだ。
さまざまな惑星を舞台とする壮大なストーリーにも注目
クローズドβテストのプレイレポートでもお伝えしたが,「PSO2」の物語は一本道ではなく,幾重にも分岐したものになっている。
ストーリーでカギとなるのが,“マターボード”という要素だ。
マターボードはサブクエストの集合体のようなもので,「特定の敵からアイテムを手に入れる」「特定のクエストでイベントを発生させる」といった条件(=マター)が並んでいる。条件を満たすと隣接するマターが開放されるので,示された条件を満たしてマターボードを埋めていく。そして,その中にある「キーマター」をクリアすれば,対応するストーリークエストがアンロックされ,物語が先に進められるという仕組みだ。
さらに,マターボードはストーリーの進行だけではなくその内容にも関係しており,達成状況によっては,すでにプレイしたストーリークエストでも,途中で発生するイベントが変わることもあるという。
クローズドβテストで実装されていたのは序章と第1章のみだったが,そのストーリーは謎に満ちていて,先が気になる内容になっていた。オープンβテストやサービスイン時にはその先の展開が追加されるので,ぜひプレイしてみてほしい。
なお,サービスイン時には第4章までのストーリーが追加される予定だ。
これらのフィールドには強大なボスエネミーも生息している,ヴォル・ドラゴン,キャタドラン,ダーク・ラグネ,グワナーダ,ロックベアなど,ひと癖もふた癖もあるエネミーばかりで,これらとの戦いも,本作の醍醐味の一つといえる。
なお,正式サービスのタイミングでは,ナベリウスの「凍土」フィールド,ボスエネミー3体(スノウバンサー,デ・マルモス,キングイエーデ)が追加される予定だ。