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「ラグナロクオンライン」がいつでもどこでも片手で遊べる!「

投稿日時:[2010-04-09]

2月8日のプレオープン開始が発表された,「ラグナロクオンライン Mobile Story」(以下,ROMS)。あのラグナロクが,携帯電話でどのように遊べるのかと期待しているファンも多いだろう。

 今回,ガンホー・オンライン・エンターテイメントを訪問し,プレオープンに先駆けてプレイできる機会を得たので,「ラグナロクオンライン」(以下,RO)との違いやROMS独自のシステムをレポートしていこう。

MMORPGって片手でプレイできるの? まずは基本システムと操作方法を確認


 キーボードとマウスでプレイするPC版ROと違い,20個前後のボタンしかない携帯電話で,どこまでMMORPG――ROMSがプレイできるか気になるプレイヤーは多いだろう。そこで,システムと操作方法をあわせて紹介しよう。まずは下の写真を見てもらいたい。
キャラクターの移動や戦闘は主に「センターキー」を使用。初期設定ではモンスターの近くに寄ると指の形をしたカーソルがモンスターに移り,その状態で中央の「決定キー」を押すと戦闘になる。戦闘はPC版ROでいう「Ctrl+クリック」状態で,モンスターか自分がやられるまで戦い続けるようになっている。もちろん,キャンセルして戦闘を途中で止めることも可能だ。モンスター撃破時の報酬アイテムは,自分でアイテムを落とした時や重量が一杯でない限り,自動で取得することができる。なお,地面に落ちたアイテムは,アイテムの上に移動して[1]キーで座ることで入手できる。RO同様,座ることでHPやSPの回復が早まるので,[1]キーを頻繁に使うことになるだろう。
[1]キー以外の「テンキー」は,[2]キーがショートカットページ切り替え,[3]キーがエモーションショートカット切り替え,[4]~[9]キーが割り当てられたショートカットおよびエモーションの実行となっている。ショートカット枠はROと同じく3枚あり,アイテムやスキルをセットして使用することが可能。セットはメニューで行うことができる。
 エモーションもショートカット同様に3枚あり,[3]キーを押すたびに切り替わっていく。ショートカットとエモーションは,それぞれのページを表示しているときにのみ機能するため,同時に使用することはできない。
 [#]キーはカメラ操作機能が与えられており,ズームとクォータービュー角度変更がそれぞれ3段階,自キャラを中心に8方向に視点を変更することができる。また,ワイド画面にも対応しており,横画面でプレイすることも可能だ。

「左ソフトキー」はメニュー表示と消去に使用する。このメニューは,ROの基本ウィンドウの右側にある各メニューを,コンシューマゲームライクに調整されたものとなっている。ROのようにショートカットコマンド一発で任意のメニューを出すようなことはできないが,センターキーでの操作性は悪くはなかった。ただ,街以外のフィールドでメニューを開くと,そのあいだキャラクターが無防備になってしまうので注意が必要だろう。
 「右ソフトキー」はチャットウィンドウの表示と消去に使用する。チャットは,周囲/パーティ/ギルド/フレンドの4種類があり,それぞれを選んで「決定キー」を押すと文字入力が可能となる。チャットウィンドウでは,文字入力だけでなく会話ログの確認もできる。また,“ALL”を選択することで,すべてのチャットログを一度に確認できる。
携帯電話の機種によって多少差異はあるかもしれないが,軽くプレイしてみた感触で言えば,思った以上に操作性は良好だった。テストプレイの時間内では,現在用意されているメニュー操作すべてを把握しきれなかったことをお詫びしつつ,筆者がプレイした範囲では,片手で遊んでもまったく操作性に問題を感じなかったことはお伝えしておこう。縦画面はフィールド全体に対する視認性が低めなのは少し気になったが,画面を横にできる機種ならば快適にプレイできるのではないだろうか。個人的には,ゲームバランスに影響が少なそうな街中などは,もうちょっと移動速度が速くなってほしいと感じた。


マップ,アイテム,職業,スキル……同じ「ラグナロク」だけどROMSはココが違う!



 ROMSの舞台となるのは,ROと同じルーンミッドガッツ大陸。サービス開始時に実装されるマップは,プロンテラ,ゲフェン,イズルードの三つの都市とそれを繋ぐフィールドマップだ。
 こう紹介するとゲフェンからイズルードまでのマップを頭に浮かべるプレイヤーもいると思うが,それがそのまま実装されるわけではない。フィールドマップについては携帯電話上でプレイすることを考慮し,手を加えながらもMMOとして広い世界を演出する規模に調整されるとのことだ。
 街についてはいくつかのエリアに区切られ,ワープポイントでエリアを行き来することができる。街にはショップやカプラ職員など,お馴染みのNPCに加え,新NPCや施設も設置されている。
 現在は三つの都市とその周辺の16フィールドが存在し,今後はフィールドの拡張やプロンテラ地下水道などのダンジョンを順次実装していく予定だという。

ROMSのキャラスロットは五つ(プレオープン時は一つ)で,ROとは違い男女どちらのキャラクターも好きなように作成できる。キャラクターのステータスは英語から日本語になってはいるが,基本的な能力の効果は変わらない。ただ,ROとは計算式などが変わっているとのことだ。
 サービス開始時に実装されている職業は,ノービス,ソードマン,シーフ,アコライト,アーチャー,マジシャン,マーチャントの計7職。ナイトやプリーストなどといった2-1次職は,今後のアップデートで対応していく予定だという。スーパーノービスや忍者などの特殊1次職や2-2次職については未定とのことだ。これはゲームシステムの問題というよりも,アプリケーションの大きさが,携帯電話の(メモリを含めた)容量に依存することになるための制限によるものだ。ROMSでは,1次職のグラフィックスが2-1次職と同じなのもそのためだ。また,各職業のスキルについても手が加えられており,なかにはマーチャントの「露店開設」などマーケット(後述)の実装により消えてしまったスキルも存在する。
アイテムについても同様で,ROMSに合わせた数値に調整されている。とくに大きな変更があったのが頭装備だ。ROでは上段,中段,下段と三つに分かれていた頭装備だが,ROMSではこれらをまとめて頭装備とし,装備できるのは一つだけとなった。ただ,数値こそ変わったものの装備品やアイテム,カードなどの持つ方向性は変わらないようにしているとのことだ。もちろん,ROMSオリジナルの装備やカードも数多く実装される予定だ。

プレイヤー同士の交流促進を始めとした,携帯電話ならではのシステムが多数実装


 ROMSの独自のシステムは,大きく分けてクエストとコミュニケーションの二つに分けられる。
 クエストにはストーリークエストとDAYクエスト,受注クエストの三つがある。ストーリークエストは,ROMSの世界を舞台にした物語的なもので,NPCと関わり合うことで展開していく。ストーリークエストの起点やクエストに関係するNPCにはアイコンが表示され,迷うことなくプレイできるようになっている。これはPCとは違ってプレイしながら調べものができないことと,MMOでありがちな「何をしていいかわからない」ということを防ぐといった面があるようだ。
DAYクエストは,一日一回ログイン時に表示されるクエストだ。目標をクリアして報告すると報酬を手に入れることができる。特定のモンスターを一定数倒したり,ドロップアイテムを一定数集めたりと,自分のキャラクターレベルに合ったクエストが提示される。
 また,受注クエストは街などにいるNPCに話しかけたりすることで受けられるものだ。
コミュニケーション面では,まずプロフィール機能が挙げられる。いわゆる携帯電話のプロフのようなもので,近くにいるほかのプレイヤーのプロフィールを見ることや自分のプロフィールを見てもらうことができる。これを利用して友達を増やしてもらうことで,ROMSプレイヤーの人口を底上げしていこうというわけだ。プロフィールの内容は,全員,ギルド・フレンドなど公開範囲を設定することもできるので,プライバシーは気になるんだけど,という人も安心して欲しい。
もう一つが将来的に実装される予定のマーケットだ。これは,携帯電話というフォーマットでは,PC版のROのように常に露店を放置しておくことはできないため,それに変わるシステムとして搭載されるもの。仲介NPCに売却したいアイテムを登録し,購入したいプレイヤーとマッチすればトレードを行うことができるとのことだ。
 そのほかにもギルドやパーティ,友達登録などROでもお馴染みの機能が実装されている。とくにパーティ機能に関しては,ROのようにコマンドを入力しなくてもすぐパーティが組めるようになっており,ROに逆輸入して欲しいぐらいのものだった。


ROと違うアプローチでソロもマルチプレイも楽しめるROMS。気になるほかの機種やキャリアでのサービスは?


 ROMSは通常のMMOに比べて,優しい作りのMMOだ。コンシューマゲームのようなストーリークエストを実装し,ソロプレイを重視している点は携帯電話を利用するプレイヤーのニーズにマッチしたゲームデザインで,うまくまとめあげている印象を受ける。DAYクエストなど短時間でクリアできるコンテンツもあり,接続を増やしてもらおうとする気配りも見える。なにより基本プレイ料金が無料と非常に敷居が低い点は,プレイへの導線として大きい要素となるだろう。ROファンはもちろん,MMO初心者にもぜひ体験してほしい。

 ひとつ残念なのは,2月8日プレオープン時点で本作をプレイできるのが,NTT docomoの905i以降のシリーズ(※メガiアプリ対応機種に限る。また,一部未対応機種あり)所持者に限定されてしまうということだ。ほかの機種やキャリアでのサービスは今後対応予定とのことだが,MMORPGはプレイする人数が増えることで,より楽しめるタイプのゲームなので,ぜひほかのキャリアでもプレイできるように早い時期の対応に期待したいところだ。